『7/3(日)に、オープンキャンパスを開催しました!』
作業療法学科 ~生活を助ける道具(自助具)体験~
書いて字のごとく「自助具」は「自分を助ける道具」です。
私たちは、視力がよくないと眼鏡をかけ、足を怪我すれば松葉杖を遣います。
自助具はそれと同じように捉えていただくと分かりやすいかもしれません。
食事をする時、お箸を動かしながら、次はどのお皿の何をたべるかなあと迷いますよね。
入浴して背中を洗う時、気持ちいいところにブラシを動かしますよね。
お気に入りの服を着る時、ボタンをはめながら、よし、似合っているぞと鏡を眺めるのでは?
けがをしたり、病気をした人なら、誰かにお願いして、してもらうよりも、思うように、
好きなように自分で行う生活がどれだけ幸せか、気づいていることでしょう。
日常生活ばかりでなく、人生を豊かにし、人としての尊厳を持って生きることにも
つながっていくものです。
自助具は特別なものではありません。その方に適した物や環境を整えることは
作業療法士の仕事のひとつです。既製品をそのままではなく、何かをつくる、
既製品を応用するなど、さまざまな工夫をして、その方にとってより便利なオリジナルグッズを提供し、
より豊かな毎日になるように一緒に考え、サポートしていきます。
作業療法士はいつも患者さまに寄り添っているのです。それが作業療法士の仕事です。
体験授業では、2〜4年生までの在校生7名が、授業で手作りした自助具をはじめ、
病院やリハビリテーション分野で導入されている自助具を一緒に使ってみました。
作業療法に興味を持ってくださると嬉しいです。
次回のオープンキャンパスは「スイッチとコミュニケーションエイド」です。
身体が使えなくても、声が出なくてもできるコミュニケーションを一緒に考えてみましょう!
理学療法学科 ~現場の理学療法士がやってくる!~
今回のオープンキャンパスでは、グッドライフ病院の本沖 朋大 先生と
和光整形外科スポーツクリニックの田名後 海人 先生に来校していただき、
現場の理学療法士による講演を行っていただきました。
本沖先生には、実際の臨床現場で、日々どのような事を考えながら患者様の治療を実践されているのか。
また、入院・外来など各部門におけるリハビリテーション内容や他スタッフとの連携も含めた
理学療法業務について、講演していただきました。
田名後先生には、理学療法の中でも主にスポーツ分野に関する講演で、
実際にクリニックで使用している専門的な治療機器やトレーニング設備などを紹介していただき、
スポーツリハビリの現場で、選手が望むパフォーマンスを重視しながら治療を実践していることなど、
講演していただきました。
今回、2人の先生には講演後もOCに参加していただき、参加者の個別の質問等にも答えていただきました。
参加者の皆さんには、実際に臨床現場で活躍されている“理学療法士の生の声”を
しっかり聴いていただけたと思います。是非、今後の進路の参考にしてくださいね!
次回のオープンキャンパスは、『テーピング』です。
スポーツの場などで活用することが出来ますので、ぜひご参加ください。
救急救命学科 ~交通外傷処置を経験しよう!~
7月3日のオープンキャンパスでは、「全身固定を体験しましょう」をテーマに、
体験実習を行いました。参加者はネックカラーの装着、バックボードおよび
スクープストレッチャーでの全身固定、KEDによる脊柱固定などの説明や体験をしました。
次回のオープンキャンパスは「応急手当の基本を体験しましょう」です。
いざというときに役に立つ止血法や異物除去について学びましょう。
看護学科 ~妊婦さんを経験しよう!~
15名の高校生の皆さんに参加していただきありがとうございました。
体験授業では「妊婦さんを体験してみよう。」をテーマに、8.5㎏もある妊婦ジャケットを着用して
寝て起きてみたり、浴室やトイレを使用したりして妊婦さんの生活体験をしました。
狭い道を設定した通路では障害物にお腹が当たらないように左右を確認しながら慎重に通る姿や、
畳からの起き上がりや浴槽からの立ち上がりでは「よいしょ!」と掛け声をかけて立ち上がる
生徒さんもいました。妊婦さんになったら日常生活に様々な困難があり、
足元が見えなくて転倒の危険性があること等を在校生から説明を受け熱心に体験していました。
体験後の交流会では、参加生徒さんからの質問に在校生が答え、
看護学科での学習内容や臨地実習での体験、入試までに準備していたら良いことなど、
様々なアドバイスを笑顔で楽しそうに話し合っていました。
次回のオープンキャンパスは「バイタルサインを測ってみよう」です。
シミュレーター「フィジコ」を使って自分の心音、脈拍測定、
聴診器を使って血圧測定をしてもらいます!