【作業療法学科】1年生が基礎作業療法学の授業で陶芸をしました。
作業療法の代表的な活動に創作活動があります。
具体的にはマクラメや織物、木工細工、陶芸などです。
本校では1年生の前期に実際に作品作りを通し、それぞれの作業の特性の理解を深めます。
今日は陶芸についてご紹介します。
陶芸では道具を使い土を切ったり伸ばしたりすることで、うでや手の力が付きます。また細かい作業をすることで指先の器用さや集中力を高めることができます。
工程の中には体重をかけながら土をこねる作業もあり、実際、体験するととても疲れます。
時間をかけ、休憩しながらでも作業を行うことで体力も付き、体にとっては良いことばかりです。
しかし作業療法がアプローチするのは体だけではありません。
作業に必要な手順を覚えて順番に行うことで記憶力や注意力を、困ったときに周囲に助けを求めたり解決する方法を考えることで問題解決能力を養うことができます。これらは認知面と呼ばれ、「考えること」つまり脳にアプローチをしています。
また作品を完成させることにより自信の回復や達成感を感じ、体だけでなく心から元気になっていくようにアプローチをします。
作業療法学科では創作活動を通し、それぞれの作業の特性を分析します。そしてどのように治療へ応用していくかを学びます。