【理学療法学科】1年生『動作分析学』の授業紹介
「立ち上がり動作」は理学療法士が着目する基本動作の一部です。理学療法士は、
動作に必要なメカニズムを知り、出来ない部分を見つけて治療を行います。
立ち上がり動作は、「体重をおしりで受けて座っている姿勢から、両足で体重を受けて
立つ姿勢に変化する」ことです。そのため、正しい重心の移動が行われないと、
動作が難しくなってしまいます。
今回の授業では、額に指を当てて重心の移動を止めた状態で、立ち上がる体験をしてもらいました。
学生たちは「立つのが難しい!」、「指一本で立てなくなる!」など、変化に驚いていました。
次に、立ち上がり動作が楽に行える誘導を行うことで、その違いを体験してもらいました。
また、立ち上がり動作の介助で、脱力した状態の相手を全介助で立たせる体験もしてもらいました。
脱力したヒトの身体は意外と重くて、介助が大変なことにとても驚いていました。
授業で説明を受けた「重心移動」を意識しながら、楽しみながら実技練習を行いました。
理学療法学科の学生は、理学療法士に必要な技術を4年間かけて一つ一つ練習しながら、
少しずつ成長していきます。