12/11(日)に、オープンキャンパスを開催しました!
作業療法学科 ~日常生活にある高次脳機能って?~
障害を持った生活から再起する事というのは、手足が動くようにリハビリを行っていくだけでは
済まないことがあります。
日常生活を取り戻すことができるか否かは、その人の「判断力」「思考力」に委ねられるでしょう。
”退院”を判断するには、生活環境が整備されることも重要な視点となりますが、
なんと言ってもご本人の問題解決能力がどの程度であるかを見極めていかねばなりません。
そのためにも「高次脳機能の評価」が欠かせません。
今回はその体験を通して、対象者及び作業療法士への理解が深まったのではないかと思われます。
「数字を逆にして読み上げたり」「絵柄を判断してピースを当てはめたり」簡単且つ難しく検査は
多様性を持って進められていきます。悩んだり決断したりする姿そのものが
日常生活を営む基本となります。
今回は、脳傷害や発達障害の領域で行われている検査を行っていただきました。
しかしながら、これは作業療法士の職能領域の一部を垣間見たに過ぎません。
今後も他領域の体験授業を開催いたします。
次回のテーマは「人は作業を通して元気になる」です。
作業療法士に興味があれば、ぜひ来てください。 お待ちしております。
理学療法学科 ~物理療法を体験してみよう!~
理学療法学科では『物理療法を体験してみよう』というテーマで体験授業を行いました。
理学療法士は、運動だけでなく物理的なエネルギーも治療に用います。
『物理療法』とは、熱、水、光、電気などの物理的刺激を
外部から人体に適用する治療法のことです。
他にも、スポーツ分野などで行われるアイシング、プールや入浴を利用した水治療も
物理療法のひとつです。
今回は、温めて痛みを緩和させるホットパックやパラフィン浴
電気を流し筋肉を動かしたり痛みを緩和する低周波、首を引っぱる牽引など
普段経験することのできない様々な機器を実際に体験してもらいました。
参加者の方からは、物理療法の心地よい刺激に、「気持ちがいい」「肩こりにききそう」と
喜んでもらえました。
次回のテーマは「歩いてみよう」です。
「歩行」について一緒に考えてみませんか。
救急救命学科 ~交通外傷処置を体験しよう!~
12月11日のオープンキャンパスでは、「交通外傷処置を体験しよう!」をテーマに
体験実習を行いました。
頸椎保護の重要性とそれを行うための全身固定について、頸椎の保護を考慮した傷病者の
移動方法や体位変換の方法、「頸椎カラー」や「バックボード」を使用しての全身の固定について
時間は短かったですが参加者の方々には熱心に受講していただきました。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、1時間短縮したため、
色々な条件における車両からの救出方法の想定を用意していましたが
「用手による車外への救出」「KED(固定具)の使用方法」「危険回避のための緊急車外救出」
などは実施することはできませんでした。
また器具を使用した骨盤骨折の固定方法、器具や手近なものを使用した止血法など
次回以降にまた機会があれば実施していこうと考えております。
次回のテーマは「目の前のHELP!あなたはどうする?」です。
看護学科 ~シーツ交換、環境を整えてみよう~
今回のテーマは「環境を整えてみよう」ということで、車いすのストッパーがはずれていたり
ベッドが高い状態で足が床についてない状況や、ナースコールが手元にない状態等
何か所か危険が潜んでいる状況つくりました。KYT(危険予知トレーニング)をまず参加の方に
「どこが危険か」を考えてもらい、答えてもらいました。その後、学生と一緒に考えました。
環境を整えて、危険なところを、指先確認をして、『潜んでいる危険』を確認し環境を整える
体験学習を行いました。
協力学生の1年生が患者役と看護師役を行い、参加の方ともに、危険を探すことが出来ました。
次回のテーマは「褥瘡(床ずれ)予防のための体位交換をやってみよう」です。