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『4/23(日)に、オープンキャンパスを開催しました』

EVENT

作業療法学科 ~「社会復帰に向けての職業適性検査について知ろう」~

 作業療法は、生活を支援する仕事です。

仕事も生活の中に含まれ、生きている時間の半分以上を占めるものです。

外傷や脳損傷などで、休職や失業を迫られた方々に「職業能力」を測定することも大きな支援とも言えます。

 「職業能力」は様々な技術の集大成であり、特に知能(IQ)と密接に関係しています。

IQは知識のような言語的なものばかりではなく、コミュニケーションや物品の判別、

また、器用さなどといったものが含まれます。

 今回はその細分化された課題について、GATB(厚生労働省一般職業適性検査)を通じて体験していただきました。

形の判別や両手の協応試験など、手際や器用さを求められるような検査に

驚かれたのではないでしょうか?

在校生と一緒に悪戦苦闘しながら実施している姿が、とても印象的でした。

次回は「子ども」や「遊び」がキーワードとなる内容で、オープンキャンパスが開催されます。

またお会いできることを楽しみにしております。

理学療法学科 ~骨模型を使って骨について学んでみよう~

理学療法士を目指すうえで、1年生では身体の柱となるについて学びます。

今回は、身体にはどのくらいの骨の数があるのかを骨模型を使って確認してもらいました。

骨模型を組み立てていく中で、骨の数の多さに皆さんびっくりしていました。

また、理学療法士は患者様の姿勢なども観察するため、骨の位置などの知識も必要になります。

参加者の皆さんにも、骨の指標を確認してもらいながら、普段自分たちがどのような姿勢をとっているのか

確認してもらいました。

また、骨の指標は患者様の関節の角度を測る際にも役立つため、指標を確認し、専用の角度計で計測していきます。

理学療法士は、治療するだけでなく、患者様の状態を知るために、検査や測定をしていきます。

次回のOCは、5/14(日)『関節の角度を測ってみよう』です。是非ご参加ください。

救急救命学科 ~バイタルサインを学ぼう!~

4月23日のオープンキャンパスでは、「からだの状態を確認しましょう。」をテーマに体験実習を行いました。

ひとの生命兆候(バイタルサイン)の確認方法について、意識、呼吸(数)、脈拍(数)、血圧、体温。などについてそれぞれの異常に対する体の状態やその計測方法について体験を交えて学習していきました。

バイタルサインの確認は救急隊や医療機関では真っ先に行い、重症度や緊急度の指標になります。

参加者は本校の2年生の指導の下に熱心に受講されました。

       【血圧測定の実習】            【聴診器の使用法の説明】

次回5月14日(日)のテーマは「命に直結、心肺蘇生法を学ぼう!」の予定です。

心肺蘇生を必要とする人は皆さんの身近な人かもしれません。

もしもの時に役立つ心肺蘇生について勉強してみましょう。

看護学科 ~在宅での吸引を体験しよう!~

今回は「ハイブリッドシミュレーター」というモデル人形と、人体の断面模型で気道に溜まった痰がどこにあるのかを見たり、チューブがどこまで届いているのかが確認できたりする「吸引シミュレーター」というモデル人形を使った体験授業に7名の参加がありました。

 【高齢者の自宅を再現して体験授業しました】

地域・在宅看護論教科担当教員からの口腔・鼻腔内吸引、気管内吸引の授業に続いて、訪問看護での吸引やご家族さんへの指導の看護場面を、看護学科2年の在校生が訪問看護師役、療養者本人役(声の担当)、家族役(療養者の妻)を担当して実演しました。

  【熱心に看護場面を見学している参加者】

吸引シミュレーション場面では、痰が口腔や鼻腔に溜まって呼吸が苦しい療養者の気持ちに寄り添いながら、胸部聴診で呼吸の異常音を確認したり、酸素飽和度計で血中酸素濃度を確認したりして吸引を実施しました。そして、自宅での吸引の手技に不安を抱いている療養者の妻に対して、吸引の手順を書いたポスターを用いて一つひとつ丁寧に説明しました。

   【優しく声をかけながら吸引しています】

参加の方は、吸引シミュレーション場面では身を乗り出し、看護師と療養者のコミュニケーションや、療養者の妻への吸引の説明に耳を傾け、熱心に見学していました。その後は、2グループに分かれて「ハイブリッドシミュレーターでの呼吸異常音の聴診」と「吸引シミュレーターでの口腔・鼻腔内の吸引」を体験しました。

    【チューブの取り扱い上手♪】

「ハイブリッドシミュレーターでの呼吸異常音の聴診」では、聴診器を実際に手に取り、扱い方を在校生から説明を受けて耳にはめ、シミュレーターの胸部に当てて「断続性副雑音」と分類される水泡音を聴診しました。ハイブリッドシミュレーターが時々うめき声を出したり、発熱により顔が紅潮したりする姿にびっくりしながらも、積極的にシミュレーションモデルの観察をしていました。

     【吸引にチャレンジ!】

「吸引シミュレーターでの口腔・鼻腔内の吸引」では、慣れない医療機器や器具を左右の手で衛生的に扱うことや、実際にシミュレーターモデルの口腔や鼻腔に管を差し込むことに戸惑う参加者の方おられ、補助についた在校生がマンツーマンでモデルを示しながら説明すると、参加の方も吸引ができるようになりました。

   【呼吸の異常音ってどんな音?】

体験授業後の在校生との交流会では、参加の方から「看護の場面では言葉かけが大切なことが分かった。」「先輩の学生が、難しい吸引の技術を患者さんの表情を確認しながらされていたことや、家族の方にも説明されていたことが印象的だった。」「看護は難しいと思っていたけど、看護の場面を見たことでもっと看護のことを知りたいと思った。」など、シミュレーション体験学習の感想を発表してくれました。

一緒に体験授業を行い在学生も参加者の皆さんのピュアな意見をいただくことで、在校生も自分が看護師を目指した初心を思い起こしていました。新年度始まってすぐの4月は、参加された方が進路について考える機会となっただけでなく、在校生にとっても自分の成長を感じると共に自身の勉強成果をふり返る機会となりました。

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