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『7月2日(日)に、オープンキャンパスを開催しました!』

INFORMATION

作業療法学科  ~その人の生活と心を豊かにする「自助具」作成体験~

 みなさんは、脳卒中になって片手片足が動かなくなったとき、特に利き手が麻痺になったときどうやって生活しますか?

例えば、字を書く、上着のファスナーを閉じる、背中を洗う、薬袋をハサミで切る。

利き手が麻痺になると生活が一気に難しくなりますね。

作業療法では、障害によって手足が動かなくなったときに生活ができるようにするための道具として、自助具というものを使うことがあります。

オープンキャンパスでは、実際の作業療法の現場でも使われている自助具を作成して楽しみました。

今回は、オープンキャンパスで作成した自助具を一つ紹介します。

鉛筆用のグリップです。

利き手でない手で字を書くとき、鉛筆が手にフィットしません。

手にフィットしないことで字がうまく書けません。

今回は100円ショップで売っている熱で柔らかくなる粘土を使って、鉛筆用のグリップで作りました。

熱で柔らかくなる粘土をお湯で温めて3分。

柔らかくなった粘土を鉛筆に巻き付け、左手の形になるように型をつけて完成。

鉛筆が手にフィットすることで、筆圧が高まり、線のブレがなくなり、何より書きやすくなり、参加学生さんはこの変化に驚きました。

他にも、片手で背中を洗うタオルや片手でトランプをするためのカード立て、片手でファスナーを閉める道具などを作りました。

参加学生さんは、作業療法士にはたくさんの引き出しがあることに興味を持っていただき、他の領域の作業療法にも話に花が咲きました。

今後も他の領域の作業療法体験を行いますのでお楽しみに!!

理学療法学科  ~現場の理学療法士がやってくる!~

 今回のオープンキャンパスでは、寺岡整形外科病院と和光整形外科スポーツクリニックより本校の卒業生でもある先生方に来校していただき、臨床現場での業務内容や、理学療法のやりがいなどお話していただきました。

松谷先生には、実際の臨床現場で、日々どのような事を考えながら患者様の治療を実践されているのか。また、入院・外来など各部門におけるリハビリテーション内容や多職種のスタッフとの連携も含めた理学療法業務について、講演していただきました。

田名後先生には、理学療法の中でも主にスポーツ分野に関する講演で、実際にクリニックで使用している専門的な治療機器やトレーニング設備などを紹介していただき、スポーツリハビリの現場で、選手が望むパフォーマンスを重視しながら治療を実践していることなど、講演していただきました。

講演後も質問ブースにて、参加者の個別の質問等にも答えていただきました。

参加者の皆さんには、実際に臨床で活躍されている〝理学療法士の生の声”をしっかり聴いていただけたと思います。是非、今後の進路の参考にしてくださいね!

次回のOCは、「テーピング」です。

スポーツの場などで活用することも出来ますので、ぜひご参加ください。

救急救命学科  ~交通外傷処置を体験しよう!~

 7月2日のオープンキャンパスでは、「全身固定を体験しよう」をテーマに体験実習を行いました。

 脊椎損傷の可能性のある傷病者に対しての用手やネックカラーによる頸椎の固定、バックボードやスクープストレッチャーによる全身固定、大量出血する可能性のある骨盤骨折に対する骨盤固定、四肢の骨折に対するシーネや陰圧副子を使用した固定、自動車などの狭嗌な場所の救出に使用するKEDなどについて指導を行いました。

 いずれも救急隊の資機材であり一般の方が使用することはありませんが脊柱の保護を意識してもらいながら指導を行っていきました。

 参加者は本校の1・2年生の指導の下に熱心に受講されました。

 次回7月30日(日)のテーマは「救急隊の搬送法を体験しましょう」の予定です。救急隊が使用する資機材や身近な物を使用しての搬送法について勉強してみましょう。

看護学科  ~子どもの心音の音って?~

 参加者17名と、多くの方に参加していただきました。

参加者を4つのグループに分け、学校案内や体験授業・学生との交流を行いました。小グループでの活動で、参加者一人ひとりから意見を聞くことができました。

体験授業は、「子どもの心臓の音って?」と題し、新生児(生後28日未満の児)の心臓の音と、自分の心臓の音を聴き比べていただきました。「赤ちゃんの心臓の動きが早くてびっくりした」。新生児のモデル人形を抱っこして、「けっこう重い」「かわいい」という感想がありました。抱っこの仕方は、丁寧で上手でした。緊張しながらも笑顔で赤ちゃんを抱っこしている姿が、とても微笑ましく、楽しく実施ができました。

在校生との交流の時間が十分あり、在校生からたくさんのメッセージを参加者の方に伝え、参加者は興味深く話を聞かれていました。

<体験授業の様子(子どもの心臓の音って!)>

<体験授業の様子(赤ちゃんを抱っこしてみよう)>

<学生との交流の様子>

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