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『9月10日(日)に、オープンキャンパスを開催しました!』

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作業療法学科  ~ヒトの手の優れた動きを作業療法士の視点から考えてみよう!~

 脳卒中や事故によって、腕が動きにくくなることがあります。

 腕が動きにくくなることで、日常生活や社会生活で多くの問題が出てきます。

例えば、ご飯を食べるときお茶碗が持てない。ひもが結べない。ハサミで紙が切れない。

数えだしたらキリがありません。

そのため、作業療法の現場では腕のリハビリを行うことが度々あります。

 今回は、実際の作業療法の現場で行っている腕の検査と作業療法で使用している治療道具に触れて、楽しく体

験をしていただきました。

 左上の写真は、簡易上肢機能検査(STFF)と呼ばれるもので、腕の検査では最も一般的な検査です。

時間内にボールやブロックを移動させたり、布を裏返したりして検査します。はじめは大きなものを移動させて

簡単ですが、次第に2mm程度の玉やコインをすばやくつまんで移動させるなど難しくなります。参加学生も「

最後の方は意外と難しい」と感想を言っていました。

 右上の写真は、腕の練習のための積み木を積む作業をしているところです。腕が麻痺すると空中で手を留めて

おくことが難しくなります。作業療法では空中で手を留める練習として積み木を積むことも行ったりします。今

回は参加学生とスタッフが交互に積み木を積んでどちらが積み木を倒すか競争しました。参加学生からは、「作

業療法は楽しみながらリハビリができて面白い」と言っていました。

 今回は、上の写真のような作業療法で実際に使用されている治療道具に触れてもらいました。右下の写真は治

療用粘土です。つまむ力を鍛えたりするために使います。不思議な感触がするもので参加学生は気に入ってずっ

とコネコネしていました。

 次回のテーマは、「職業復帰のリハビリテーションは奥が深いことを知ってください!」です。

社会の第一線で働く社会人が病気になったとき、作業療法が行うサポートとは?職業能力測定を体験してみまし

ょう。

ぜひ、お越しください。お待ちしております。

理学療法学科  ~車いすを体験しよう~

病気やケガで足が不自由になってしまった方や切断などで足をなくしてしまった方にとって、車いすは移動手段

として重要な機器です。

患者様に車いすへの乗り移りや操作方法を教えることも理学療法士の役割の一つです。

車いす移動では、平地、坂道、不整地など、様々な環境の中での移動が必要となります。

今回は車いすで段差やスロープを使って、車いす操作の体験や解除の体験を行いました。

車いすに乗って自分で移動する場合、わずかな段差を越えることや左右に進路を変えながら走行することの難し

さを感じてもらいました。また、車いすに乗って介助される場合、押す側に比べて振動やスピードを感じやすい

ことを学びました。

今回の体験を通して、車いすで生活している方がどんなことに困っていて、どのように介助してもらうと助かる

かなど、考えるきっかけになったのではないでしょうか。

次回のオープンキャンパスは、「ポールを使ってきれいな姿勢をつくってみよう」です。

是非、ご参加ください。

救急救命学科  ~命に直結、心肺蘇生法を学ぼう!~

 9月10日のオープンキャンパスでは、「命に直結、心肺蘇生法を学ぼう!」をテーマに体験実習を行いました

意識がなく、呼吸が確認できない、又は正常な呼吸が確認できない傷病者に対しては、胸骨圧迫と呼気吹込みに

よる喚起、除細動器による除細動などの処置が必要になります。

 ほとんどの方は一生使用することのない技術ですが、多くの方がこの技術を身に付けることにより心肺機能停

止傷病者の社会復帰率を上げる効果があります。

 これらの心肺蘇生法は、一般の方は全く知らない人に対して行うことが少なく、多くの場合は家族、友人、隣

人等など顔見知りの人に実施することになります。

参加者は本校の1年生の指導を熱心に受講されました。

次回10月15日(日)テーマは、「応急手当の基本を学ぼう!」の予定です。

いざというときに役に立つ、体位管理や止血法などの応急手当の基本的な方法について勉強してみましょう。

看護学科  ~赤ちゃんをお風呂に入れてみよう!~

 本日は3年生5名、1・2年生2名、計7名の高校生の方が参加してくれました。

新生児のモデル人形を抱き、「思ったより重い」「この赤ちゃんで3kgなんですね」と重みを実感し、衣服を脱

がせ、浴槽に浸けると「自分もお母さんにこうやってお風呂に入れてもらったんだ」などの感想もありました。

今回は保護者の方にも体験授業を見学していただいたため、「私が生まれた時の体重は何グラムだったの?」

と親子の会話も弾んでいました。保護者の方からも「普段どのような教材を使って授業をされているのかを垣間

見れて良かった」という感想をいただきました。在校生との交流会でも活発に意見交換ができ、「受験を考える

参考になったという感想をいただきました。

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